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人生に無駄なことなし

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朝日インタラクティブ社の前社長、高野健一によるオープン社内報。就任期間中、業務の試行錯誤を綴っていました。
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#マネジメント

執行役員制度を導入しました

本日付けで、執行役員制度を導入し、山中裕子と別井貴志の2名が執行役員に昇格しました。あわせて人事異動を行い、新体制となりました。弊社は3月決算。事業年度としてのスタートは4月ですが、あえてこのタイミングで大きな人事異動を行いました。 今年度最後の四半期を追い込むとともに、新年度に向けた事業計画、予算作成を詰めていきます。部門の責任者にとっては、前任者から引き継いだ予算よりも自ら作った予算のほうが、高いモチベーションで新年度に臨めるでしょう。新年度にスタートダッシュを決めるた

ワーケーション

菅義偉首相が推進しているから、というわけではなく「ワーケーション」の導入を考えています。 ワーケーションの定義は、微妙にゆらぎがあるようですが、個人的には「たまに仕事もする休暇」ではなく「クリエイティブな刺激を受けながらする業務」ととらえています。 ですので、ワーケーションに福利厚生や有休消化促進は期待しません。 良質なインプットなしに、アウトプットは期待できません。ワーケーションによって、普段の業務や生活にはない「刺激」や「出会い」「気づき」を得て、業務と人生にプラス

「To Stopリスト」コンテスト

弊社では新規事業のアイデアコンテストを行う一方、「To Stopリスト」コンテストと題し「惰性でやっているかも、という仕事」「前から気になっていること」を改めてリストアップしてみませんか?と、社内に呼びかけてみました。 業務の見直しは「通常業務」として行われるべきもので、すでに取り組んでいるものもあります。ではなぜ、あえて「コンテスト」という形式で行ったのか? 新型コロナウイルス (COVID-19) によって原則リモートワークになり、新しい働き方が求められている、という

マネジメント研修を行いました

丸一日かけて、編集長と管理職を対象にマネジメント研修を行いました。幹部社員のマネジメント力向上は、会社のミッション、ビジョンの達成に欠かせません。費用はかかりますし、社員の貴重な時間も使います。事前準備は入念に行いました。研修の内容から、ぜひともリアルで行いたいと考え、社外に可能な限り広い会議室を借り、感染防止に留意しつつ、実施しました。 研修の一カ月ほど前、参加者には、日ごろのマネジメントについて自己評価をしてもらいました。同時に、参加者の上司、同僚、部下にも協力してもら

Slackで「分報」を始めました

遅ればせながら、弊社でもSlackを使った「分報」を始めてみました。 社内のダイレクトメッセージ(DM)利用率が高いことに課題を感じた弊社チーフエンジニアが始めました。現在、私も含め10数名が自主的に始めています。 DMは、当事者以外に共有されず、その内容が会社の情報資産になりません。かといって、DMを禁じれば、LINEなどの他のツールでやりとりが増えるだけ、です。もっと前向きな方法で、DMの利用率を減らし、社内のコミュニケーションを活性化し、情報資産を充実させよう、とい

笛吹けども踊らず

管理職になると「チームも個人も成長していこう!」という、前向きな雰囲気を醸成したくなります。それはもちろん、そうすることでチーム(組織)が活性化し、収益力も上がると考えるからです。 例えば、全体会のような大人数の会議でも「一方的な報告」ではなく、質問や発言が欲しいし「前向きな議論の場」にしたい、と考えます。 最近であれば、オンライン会議のチャットコーナーで、管理職メンバーが「合いの手」や「気の利いた質問」を投稿し、必死に盛り上げようとしている姿を見ませんか? でも、たい

在宅勤務中心で通勤定期代どうしてる?

友人から「通勤定期代どうしてる?」と聞かれることが多くなりました。 弊社では、在宅勤務中心になっていますので、通勤定期代の支給を停止し、出社したときの実費を支払っています。 でも、これが簡単じゃないんです。社員一人一人に精算の手間を強いることになるし、税金とか会計処理上、管理部門にも負担がかかる。 例えば「通勤手当」は非課税となるけれど、下記のようなルールがあります。経理担当者なら常識ですが、普通は最後まで読むのも苦痛でしょう。 そして、非課税だけど、社会保険料の計算

研修に対して思うこと

興味のある研修には自ら参加してきた。ロジカルシンキングとかファシリテーションとか、自身に欠けているものを埋めようとして。 自分の苦手分野を克服して成長しようなんて若かった。そこに時間を費やすなら、得意分野で勝負したほうが効率がいい。勉強(インプット)は続けているけれど、対象分野を絞るようになってきた。何だか、つまらないオジサンになっているような気もするけれど、偽らざる姿。 でも、若いころは「自分の得意分野が何なのか」さえ、わからなかった。 高校に入学したとき、自分と同じ